70-80年頃のヴィンテージウェアと見受けられる、イギリス消防隊員の制服として採用されていたブレザージャケット。
 
オフィサーアイテム（公務員制服）としてはスリム仕上げられた美しいシルエットラインのジャケットウェア。ウールとポリエステルの混紡による表生地はアウタージャケットながら軽くさらっと着回すことが出来る、汎用性の高い一着。
ポケットディティールはメインのフラップ式と両側の内ポケットによる4ポケット。深みのあるネイビーのウール地は、ブラックに見間違うほどに濃紺仕上げられた、趣のあるカラートーンによる仕上がりです。

目を惹くフロントのシルバーボタンは、Fire Service（消防）の刻印が彫られた大ぶりのデザインが映えるラインナップ。London Badge & Button Companyという、1972年から続く多くのアパレルブランドや衣類生産を手掛けるボタンブランドからの逸品が備えられています。

袖付けのタグなどからAylmer Clothes というロンドンテーラーによる一枚とは伺えます。通常70年以降のファクトリーやブランドはなにかしら背景が現れるものではありますが、こちらはテーラーの情報が一切出てこず、仕立て屋の運営時期が短かったために残らなかったのではないかと推測されます。
 
169cm 58kgのスタッフ（普段メンズのSサイズ着用）でシャツの上からの着用でジャストサイズです。
 
Blogでも紹介しております。（スタイリングもご覧いただけます）